STORY日本初のラグジュアリービール
が誕生するまで
2016年、後に「ROCOCO Tokyo WHITE」の開発・販売を行う「Maison Rococo株式会社」の創業者となる私たち3人は、レストランでの食事中に「日本のファインダイニングには、なぜ、その場にふさわしいラグジュアリーなビールがないのだろうか?」といった素朴な疑問を抱きました。
その疑問の答えを探すべく1年をかけて市場をリサーチしてみると、私たちが抱いた疑問の答えともいえる2つの問題を発見したのです。
まず1つ目は、多くのお客様がビールに対し、安くてカジュアルなイメージを持っていることでした。ファインダイニングで飲み物を注文する際、「せっかく特別なお店での食事なのだから、特別なお酒を頼まなければいけないのでは!?」といった心理的作用がはたらき、必ずしも飲みたいとは思っていない高価なワインやシャンパンを注文した方が安心だと思うお客様が多かったのです。
2つ目は、お客様への心のこもった特別な体験を提供するために日々研鑽を積まれているファインダイニングのシェフやソムリエが、コンビニやスーパーで簡単に手に入るビールを提供することは、彼らの考えるゴールに一致しないことでした。また、お客様が本当はビールを飲みたいと思っているにも関わらず、その場の雰囲気で無理にワインやシャンパンを注文しているのだとしたら、それはお客様の満足度を下げてしまう結果にも繋がってしまいます。
私たちは、市場が抱えるこの2つの問題に真摯に向き合うことでファインダイニングの場にふさわしい極上のビールの必要性を感じ、その解決策としてお客様が自信を持って注文でき、シェフやソムリエの皆様が自信を持って提供できるビールとして、日本初のラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」を開発するに至ったのです。
日本のファインダイニングで求められる繊細なお料理の味を邪魔することなく、うまく引き立てながら調和する究極のレシピを完成させた私たちは、最初の醸造を終え、できあがったばかりのROCOCOを持参して東京中のレストランを回り、シェフやソムリエの皆様に直接ご紹介させていただきました。その結果、発売からわずか1年で100を超える星付きの飲食店でご愛顧いただけるようになったのです。
2022年には海外展開の第一弾としてシンガポールでデビューも果たし、ROCOCO Tokyo WHITEは、今もなお、世界中の著名なシェフやソムリエの皆様から繊細なお料理の味を引き立てるビールとして強く支持され続けております。