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ROCOCOは全国の高級飲食店にてお取り扱いいただいております。インタビューでは、各飲食店の著名な料理人やソムリエが自らの言葉で語る、料理やお店についてのこだわりをお伝えしております。

14|天冨良 いわ井天ぷら(銀座)

14|天冨良 いわ井 天ぷら(銀座)

「一生懸命働いてる人たちのまかない当番でありたい」と語る大将の実直さと優しさに包まれた「まじめな味」

「まじめな味」を貫き、ファンを魅了し続ける天ぷらの名店「天冨良 いわ井」。大将の岩井義郎さんは日本を代表する天ぷら専門店「銀座天一」で17年間勤め上げた後、1998年に独立。2015年に現在の店を構える銀座七丁目に移転した際に「お客様との距離を大切にしたい」との思いから特別にしつらわれた白木のカウンターが印象的です。
独立時から女将さんと二人三脚で作り上げてきた温かな雰囲気は、整然とし緊張感ある空間から安らぎの空間へと誘ってくれます。 14~15品からなるおまかせコースは、大将自らが市場で吟味した魚介が中心の江戸前スタイルに、その時に旬を迎えた本当に美味しい野菜をバランス良く取り合わせて、その日ごとに構成されるのだそうです。とは言え、あくまでもお客様が楽しまれることを第一に考え、お好みや満腹具合によって品数や内容をその場で変えることもよくあるのだとか。
全体がよく見渡せるカウンターの揚げ場から、お客様一人一人のペースに合わせて絶妙なタイミングで揚げられる天ぷらは、“美味しい”という言葉だけでは表現できないほどの職人技が詰まった逸品ばかり。中でも大変な試行錯誤の上に完成したと言う「雲丹」の天ぷらは、海苔などを使わずダイレクトに雲丹だけを揚げた、濃厚な旨味と風味が口の中いっぱいに広がる、とびきりのひと品。「昔は厳しい意見を直接言ってくれる常連さんも多くてね。でもそれが自分の成長に繋がったんだよね。」と語る大将。完成された「雲丹」の天ぷらは、そんな常連さんからの貴重なご意見に真摯に向き合って生まれた思い出深い一品でもあるようです。
器やアートの一つ一つにも大将のお人柄が伺えるエピソードが潜んでいますので、天ぷらをいただきながら伺ってみてはいかがでしょう。

  • 「一生懸命働いてる人たちのまかない当番でありたい」と語る大将の実直さと優しさに包まれた「まじめな味」
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天ぷらの合間に突然「鮪」!?

まじめな「天冨良 いわ井」の中でユニークな一皿が、コースの中盤に提供される「鮪」の刺身。これには特別な理由があるのだと語る大将。聞けば、開店当時に色々と親身に相談に乗ってくれたのがマグロ屋さんだったため、恩義を感じメニューに加えるも、実は大将自身も最初は天ぷらとの相性について不安もあったのだとか。しかし、中盤で提供することで箸休めの役割を果たし、お客様にも大変好評だったことから開店以来の定番になっているのだそうです。
息子さんの代となった今もなお、マグロ屋さんとの信頼関係は引き継がれて更に強い絆となっていると、大将も頬を緩めて話してくれました。

天ぷらの合間に突然「鮪」!?

初めて飲んで「美味しい!」と感じ、即決!今ではなくてはならない存在に

店内には大将のワイン好きが高じ、天ぷら店には珍しくワインセラーまで構えられています。ソムリエの役目まで果たす女将さんと共に、1本1本吟味してセレクトした天ぷらに合うワインやシャンパンがギッシリと揃えられ出番を待ちます。
そんな中で出会ったROCOCOの最初の印象は「ビックリするぐらい美味しかったんだよ!」と語る大将。試飲したその日に導入を決められ、今ではお店で一番人気のビールなんだとか。
「ROCOCOだったらコース全体を通して何にでも合う。ビールだけで通すお客様にも断然おすすめだね!」と大将。「天冨良 いわ井」の料理にはなくてはならない存在となっているようです。

  • 初めて飲んで「美味しい!」と感じ、即決!今ではなくてはならない存在に
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INFORMATION

東京都中央区銀座7-4-5 銀座745ビル 6F
TEL : 03-3571-5252
https://tempura-iwai.com/